
AIアバター内蔵
キオスク端末
1階・総合案内窓口の横に設置。来庁者が話しかけると、七海波音が表情と身ぶりを交えて音声で応えます。
静岡市と学校法人静岡理工科大学の包括連携協定にもとづき、大学生がAIの学習・検証・改善を担います。設置して終わりにせず、市民の目線で育てながら知見を蓄積する、全国的にも珍しい取り組みです。
AIアバター内蔵キオスクと、自律走行するサービスロボットの2種類を導入。来庁者の利用率や案内効果にどのような違いが出るかを検証します。
清水港を擬人化したバーチャルYouTuber「七海波音」が案内役に就任。日本語以外にも多言語会話に対応し、子どもから高齢者まで話しかけやすい窓口を目指します。
全国に先駆けた取り組み
既存のシステムを入れるのではなく、学生や市民の目線でAIに知識を教え、育てながらAIを作り上げていく取り組み。
民間主導で行政コストを抑える
システム構築や検証に伴う費用・人的リソースの大部分を、民間企業および大学側が提供・負担し、行政負担を減らす。
技術とノウハウを地域に還元
民間の最新技術と技術育成を地域から発信し、地域に根付かせる、先駆的な連携モデルです。
清水庁舎の窓口には、
毎日、たくさんの人が来る。
通知を封筒のまま、
持ってくる人も少なくない。
短いひと言の
奥にある事情を、
職員は、
ていねいに引き出す。
それは、いまは
人にしかできない仕事だ。
高齢化が進むほど、
その必要は増える。
同じだけ、
担い手は足りなくなる。
だから、
定型的な業務はAIが受け持つ。
人間の職員が本当に
向き合うべき仕事のために。
Physical AI ── 実空間を自律走行する、身体をもったAI。
現場を変える
「動く」AI
音声対話ができるAIアバターと、実空間を自律走行できるフィジカルAI(ロボット)を融合。 AIの側から来庁者に歩み寄って声をかける案内が可能になります。
どこへ行けばよいか分からず入口で立ち止まっている方。デジタル機器に話しかけることをためらう高齢の方。 そうした方にも、自然なかたちで案内が届きます。
2つの フィジカル を現場に投入

1階・総合案内窓口の横に設置。来庁者が話しかけると、七海波音が表情と身ぶりを交えて音声で応えます。

1階出入口付近に配置。自ら移動し、立ち止まっている来庁者へ歩み寄って声をかけます。機材協力:キングソフト株式会社。
利用率と案内効果にどんな違いが出るか。それぞれの利点と課題を検証します。
将来的には、AIが応対できない場合にロボットを通じて遠隔地の職員が応対する運用も視野に。
清水区役所1階の出入口付近から、AIが自ら動く。立ち止まっている人を見つけたら、AIの側から声をかける。
人間のように、声で会話ができるAI。
AIアバター端末のイメージ(キオスク型)
人間のように
声で会話できるアバター
採用したのは、株式会社ファーストローンチのAIアバター接客システム「AICO(アイコ)」。 画面に3Dキャラクターが映し出され、来庁者が話しかけると、表情や身ぶりを交えながら音声で答えます。
同社が、基本システムの開発から導入工事、運用・保守までを一貫して担います。
AICO 公式サイトai-avatar-aico.com
カメラで人を検知し、AIの側からあいさつ。話しかけること自体のハードルを下げます。

庁舎内の窓口の場所の案内などの一次案内を、音声と画面、動画による経路案内で伝えます。

年代や言語など、目の前の人に合った案内へ。会話ログは、そのまま改善のための材料になります。
多言語対応
静岡市内には約0人の外国籍市民が暮らしています。
日本語・英語・中国語(簡体字/繁体字)・ポルトガル語・フィリピノ語・ベトナム語・韓国語・ネパール語・インドネシア語ほか、13か国語以上に標準対応。(※ロボット型は日本語、英語、中国語の4言語に対応。今後拡充予定。)
音声での対話も可能なため、文字入力が難しい方や高齢の方など、機械の操作が難しい方も使いやすい案内を提供します。

将来的な運用として
AIが応対できない場合に、ロボットや端末を通じて遠隔地の職員が応対する運用も視野に入れています。目の前に職員がいなくても、必要なときには人がつながる。



置いて終わり、にしない。地元でつくり、みんなで育てる。
本事業の最大の特徴は、静岡市と学校法人静岡理工科大学の包括連携協定※1にもとづき、
大学生が主体となってAIの学習・検証・改善を担う点にあります。
※1 静岡市と学校法人静岡理工科大学との包括連携協定について: www.city.shizuoka.lg.jp/s2934/s008945.html
静岡理工科大学 情報学部 鍋田研究室の学生が、AIへの知識の登録、応答内容の正確性チェック、利用者目線での検証と改善提案を継続的に行います。 市が提供する窓口案内情報や応対ノウハウを学習データとして活用し、会話ログの分析にもとづいて改善を重ねる。 AI運用のスキルとノウハウを、地元・静岡に蓄積していきます。
静岡理工科大学 情報学部 鍋田研究室 応用データサイエンス研究室 / データ分析とAI活用が専門
属人化している「その職員しかわからない」知識や、なんとなくやっている業務を、外部に書き出し、マニュアル化・ドキュメント化する。
整えた知識をAIに登録し、応答をつくる。誤った回答を出していないか、学生が一つずつ検証してから現場へ出す。
実際の窓口で、来庁者に使ってもらう。答えられた/答えられなかったを、会話ログとしてそのまま残す。
ログを分析し、つまずきの原因を特定。利用者目線の改善点を、ふたたび「知識化」へ戻す。
静岡理工科大学 鍋田研究室。市民・利用者に最も近い目線で、知識登録と検証・改善提案を担当。
makidai合同会社/アオハル合同会社。人格・口調の設計、学習データの作り込み、誤回答の防止を担当。
七海波音(ななみ はのん)/ NANAMI HANON
行政の案内端末は、正確であっても無機質になりがちで、利用者が話しかけること自体にハードルを感じるという課題があります。
地元に親しまれてきたキャラクターが案内役を務めることで、子どもから高齢者まで気軽に話しかけられる、温かみのある窓口を目指します。
アバターの人格や口調の設計、キャラクターとしての品質管理は、七海波音を運営するmakidai合同会社自身が担当。ご当地キャラクターの魅力を損なわずに、行政案内にふさわしい正確さと丁寧さを両立させる──キャラクター運営元とAI開発企業の協働も、本事業の特徴です。
行政(静岡市)、大学(学校法人静岡理工科大学)、第三セクター(清水港振興株式会社)、開発企業(株式会社ファーストローンチ)の四者が、
協力企業や専門家と連携し作り上げるプロジェクトです。
実証フィールド(清水区役所)の提供、学習用データ(庁舎内の部署・業務情報等)の提供、実証実験の周知・広報。
city.shizuoka.lg.jp ↗
学生参画によるAI学習データの作成・チェック、応答内容の正確性検証、利用者目線での評価・改善提案。
sist.ac.jp ↗
産学官連携の推進、地域と連携した事業の企画・調整、検証用機材の提供。
shimizufaz.co.jp ↗
本事業全体の企画・進捗管理、AIアバター接客システム「AICO」の基本システム開発、ロボット搭載用ソフトウェアの開発、導入工事、システム運用・保守。
firstlaunch.co.jp ↗ AIアバター「AICO」 ↗
アバターの人格・口調の設計、キャラクター品質管理、ご当地Vチューバー「七海波音」の窓口サポート及び広報サポート。
makidai.world ↗
学習データ(ナレッジ)の作り込み、利用者コミュニケーション設計、応答内容の正確性チェック(誤回答の防止)。
サービスロボット「Lanky Mini」のハードウェア供与。庁舎を自走するフィジカルAIの本体を提供いただいています。
kingsoft.jp ↗
8月10日から始まるのは、ひとつの窓口の、ひとつの実験です。
けれどここで測ったこと、つまずいたこと、直したことは、そのまま静岡市の行政サービスの設計図に還っていきます。
案内精度、多言語利用の状況、来庁者の反応。加えて、職員が個別のご相談に充てられる時間の変化。定量・定性の両面から評価します。
課題を抽出し、改善を継続。学生が会話ログを読み、知識を足し、応答を正す。この繰り返しが、そのままノウハウになります。
どこまでをAIが担い、どこからを職員が担うのか。AIと職員の役割分担のあり方を、実地のデータをもとに検討します。
得られた知見は、行政窓口にとどまらず、静岡市の今後の各種行政サービスへの展開可能性の検討に活用します。
新清水庁舎の建設に向けた検討が進むなか、本実証で得られた知見やデータを、次世代型庁舎における市民サービスのあり方の検討にも活かしていきたいと考えています。
※本実証実験は、新庁舎への本格導入を確定するものではありません。
PURPOSE
AIは手段であり、目的ではありません!
「ツールを入れること」がDXではありません。DXにおいて現場の業務課題を「見える化」し、属人化しているものや、本質的な問題を、AIというツールを使いつつ、本質的な改善を図ることが本当のDXです。
人間をAIに置き換えることが本来の目的ではありません。
人間にしかできないことは人間がやり、その他をAIなどのツールに置き換えることで、我々人間がより豊かになることを目指します。
AI運用のスキルとノウハウが、外注先ではなく地元・静岡に残っていく。学生が育て、職員が使い、地域に定着していくかたちを目指します。
AIを使う側で終わらない。
AIを育て、運用できる地域になる。
静岡から、先端AIを。
SHIZUOKA — WHERE AI IS RAISED, NOT JUST INSTALLED.
実証実験開始まで
2026.08.10
MON 14:00 静岡市清水区役所(静岡市役所清水庁舎)1階
本日、開催。
4者を代表して、本事業の意義をご説明します。
実施内容、体制、検証項目についてご案内します。
AIアバター内蔵キオスク端末と、サービスロボット「Lanky Mini」による案内を実演します。
撮影・取材のお時間を設けます。
報道関係者の皆様へ
ご来場・ご取材をお待ちしております。お申込みやご連絡は不要ですので、当日直接お越し下さい。
静岡鉄道「新清水駅」から徒歩約5分
JR東海道本線「清水駅」から徒歩約15分
しずてつジャストライン「清水区役所」下車
庁舎南側・東側に来庁者用駐車場(186台)
当日は混雑が予想されます。公共交通機関のご利用をおすすめします。
※アクセス・駐車場の情報は静岡市公式サイトの記載に基づきます。最新の情報は 静岡市「市役所各庁舎へのアクセス」をご確認ください。
本事業のプレスリリースを公開しています。
取材・掲載にご活用ください。
ご用件に応じて、下記からお選びください。
静岡市
ご用件に応じて、下記の窓口へお電話ください。
デジタルツールの
活用推進に関すること
総合政策局 DX推進課
担当:洪、池田、横澤
054-221-1341清水庁舎総合案内に
関すること
清水区役所 地域総務課
担当:福原、芹澤
054-354-2023庁舎の管理に
関すること
財政局財政部 庁舎管理課
担当:小島
054-221-1013本事業に関するご質問・ご取材のお申し込みは、こちらからお送りください。